今回海に放流されたのは、7月6日朝に産卵が確認されたアカウミガメの子ガメたちです。
千葉県鴨川市内の海岸では、毎年アカウミガメが産卵のために上陸していて、今年は2か所の産卵が確認されました。
放流をした鴨川シーワールド(千葉県鴨川市)によりますと、施設前の東条海岸で産卵を確認後、しばらくは海岸で見守っていましたが、台風8号が接近した影響で卵が波をかぶる可能性あったため、危険だと判断し、141個の卵を鴨川シーワールド内の展示施設「ウミガメの浜」に保護しました。
その後、8月26日夜に55個体の子ガメたちがふ化して、自力で砂の中から出てきたため、飼育員が体長や体重の計測をし、翌27日に25個体を東条海岸で放流したということです。
当時の状況について担当者は、「目の前の海に向かって力強く歩き、元気に旅立っていった。いつかまた戻ってきてくれれば」と話しています。
なお、放流された子ガメたちのほかにも今後、ふ化を控えていて、飼育員が引き続き、様子をみるということです。
産卵時の記事はコチラ↓
千葉県鴨川市の東条海岸で“アカウミガメが141個産卵”