2020年は新型コロナの影響で、全て「開設中止」だった千葉県内の海水浴場は、ことしも12の市町村が「開設中止」を決めました。一方で、5つの市町は開設することを決め、対応が分かれました。
チバテレのまとめによりますと、ことし、海水浴の「開設中止」を決めたのは、旭市や九十九里町など12の市町村です。
いずれも、感染拡大の防止や、住民の安全を最優先に判断したもので、2連続の「開設中止」となります。
一方、南房総地域の5つの市町は海水浴場の開設を決め、このうち南房総市の担当者は、開設を決めた理由を次のように説明しました。
南房総市観光プロモーション課 石井克仁課長
「おととしの台風の影響と、その後のコロナの影響で、観光事業者の影響が非常に大きくて、何とか観光産業、市内の経済を立て直さなければいけないということがあり、苦渋の選択ではあるが、海水浴場を開設して経済の振興を図って行こうと」
なお、海水浴場を開設しない市町村では、海岸に警備員を配置するなどして、安全を確保することにしています。