お知らせ
2020.07.30

千葉の「海苔」がピンチ 生産枚数と生産額 過去最低更新

 千葉県産の海苔がピンチです。
 今シーズンの海苔は、生産枚数と生産額のどちらも過去最低を更新する不作であることがわかりました。

 県によりますと、今年4月に終了した今シーズンの県内の海苔の養殖は、生産枚数が8,400万枚と不作であった前の漁期に比べてもさらに4割減少し、5年連続で不作が続いたということです。

 また、生産額も13億5,000万円と前の漁期と比べて3割減となり、生産枚数と生産額のどちらも過去最低を更新しました。

 海苔の漁期は毎年11月から4月までで、今シーズンは漁期を通じて例年よりも1℃から2℃水温が高く、クロダイが漁場に長く留まったため、海苔を食い荒らす食害が長期化したと県は不作の要因を分析しています。

 県はこうした海苔の不作を受け、高い水温でも育ちやすい海苔の品種の導入や、クロダイの食害から海苔を守る防除ネットの普及促進に努めたいとしています。

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