台風19号の影響で東京湾より流れ着いた災害ゴミの撤去作業が富津市の海岸で行われました。綺麗な砂浜が戻りつつある富津沖では来週以降、ノリの収穫が始まります。
強い風が吹き付ける富津市の布引海岸。
11月18日は新富津漁協の組合員ら約100人が集まり、台風19号の影響で流れ着いた大量の木の枝やペットボトル、プラスチックゴミなどを約1キロメートルに渡って手作業で拾い集めました。
漁協によりますとノリ網の張り付け作業は10月に終了していて現在は、収穫に向けて準備中。
台風で海が荒れると沈殿していた栄養分が攪拌されてノリをおいしくする利点がある一方、流木などが再び海に流れ込むと収穫前のノリを傷つける恐れがあるといいます。
新富津漁協は、ゴミの撤去を終えて例年より約1週間遅れの来週には収穫を始めたいとしています。