房総半島最南端の野島埼灯台で、展示室のリニューアルを祝う記念式典が行われました。
150年前にフランス人技師により建設された野島埼灯台は、日本で最初に作られた8つの灯台のひとつで大正時代に再建された白亜の美しい姿は「白鳥の灯台」とも呼ばれています。
8日は21年ぶりとなる資料展示室のリニューアルを祝う記念式典が行われ、南房総市の石井裕市長や技師の祖国であるフランスの大使館付き武官クリストフ・ピポロ海軍大佐が祝辞を述べました。
今回のリニューアルでは、灯台の位置を船に知らせる「霧笛」の音が聴けるコーナーや、全国の灯台を回って職員に生活必需品などの物資を届けていた船の歴史を紹介するコーナーも新たに設置されました。
展示室を管理している燈光会では「今まで以上に野島埼灯台の魅力を知って頂きたい」と話しています。