世界的にも問題になっている海洋プラスチックゴミについて、その抑制策を検討しようと船橋市は1日、大学と協定を結びました。
今後調査にあたります。
「環境に関する連携協定」は船橋市と日本大学生産工学部との間で結ばれ、双方が持つノウハウを活用しながら自然環境の保全を推進していくものです。
調査の対象は、一度海に流れると回収できず世界的にも大きな問題となっている5ミリ以下のマイクロプラスチックゴミです。
具体的には市内下水処理場や河川・三番瀬などから水を採取しゴミの量や種類を測定するほか、マイクロプラスチックゴミの発生起源や漂着の実態などを調べ、効果的な抑制策を検討するとしています。
船橋市の松戸徹市長は、「協力体制ができ大変心強く思う」と感謝した上で、「環境への取り組みはしっかりと前に進めていく必要がある。毎日の生活が海洋汚染につながっているという意識になかなかたどり着けないので、市民に分かりやすく伝え、将来に向かって取り組んでいきたい」と話しています 。
日本大学生産工学部 清水正一学部長
「(海洋プラスチックごみを減らすために)買い物後のプラスチックバッグをなるべく減らす、環境に出ていかないように注意する、川に落ちていたら拾うなどから心がけて頂ければと思います」