旭市では最も被害を出した第3波の津波の襲来時刻、午後5時26分にあわせて地元住民による「希望の鐘」が鳴らされました。
2011年3月11日夕方5時26分、旭市飯岡に約7.6メートルの津波が押し寄せた時刻です。毎年、旭市防災資料館の前で、あの日を忘れないように、地元住民が集まり「希望の鐘」を飯岡の海に向かって鳴らします。
今年は新型コロナウイルスの影響で、規模を縮小しての開催となりましたが、およそ10人が集まり、旭市の犠牲者と行方不明者の人数にあわせ、16回の鐘の音を響かせました。
いいおか津波語り継ぐ会の仲條富夫会長は「みなさんの思いが一緒になって、今日は自粛というご時世の中でもやれたなと。感無量。とにかく、これを踏まえて早めの避難を心がけましょうというのがまず第一だと思う」と述べています。