アユの放流が行われたのは、富津市の豊岡の湊川の水辺で、湊川は海で育った天然のアユが戻ってくる千葉県内で唯一の川として、釣り人の人気を集めています。
17日は富津市立環小学校の5年生と6年生の児童30人が、体長10センチほどのアユの稚魚、およそ2500匹を地元の漁協組合の組合員などと一緒に放流しました。アユを保護管理している湊川漁業協同組合では、今シーズン、アユの稚魚を5万尾放流していて、アユ釣りが解禁される6月には、体長が15センチほどに育つということです。
湊川漁業協同組合の川上正直組合長は「これがきっかけで子どもたちの川や生き物への関心が高まってほしい」と話しています。
参加した児童は
「(放流は)すごく楽しかった。(稚魚は)1センチぐらいと思って実際はもっと大きくてすごいと思った」
「最初は気持ち悪いと思ったが、(アユの稚魚を)何回も流しているうちにカワイイと思うようになった。これからはもっと生き物を大切にしていきたいと思う」