夏の海岸などに咲く鮮やかなオレンジ色の花「スカシユリ」が、千葉県いすみ市で潮風を受けながら気持ち良さそうに咲いています。
スカシユリが咲く、いすみ市の太東海浜植物群落は、さまざまな海岸特有の植物が自生していて、1920年に国の第一号の天然記念物に指定されています。
赤い斑点を持ったオレンジ色が鮮やかなスカシユリは、海岸の砂れきや崖などに生える多年草で、この植物群落では6月下旬ごろから咲き始め、いま、見ごろを迎えています。
いすみ市では、植物群落の草刈りを毎年冬場に行ったり、台風によって発生したゴミや砂利を撤去したりするなどしていて、「浸食によって面積が狭くなってきているので注意深く見守って、この植物群落を保護していきたい」と話しています。
スカシユリの見ごろは、8月上旬ごろまでだということです。