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2018.05.24

津波から被害を守れ 旭市 新たな“いのちの砦”が誕生

 東日本大震災で、沿岸部が津波の被害を受けた旭市。その沿岸部近くに地域住民の安全と安心を守る新たな“いのちの砦”が誕生しました。
 旭市椎名内で22日、津波避難施設「日の出山公園」の竣工式が行われ、明智忠直市長ら市の関係者のほか、近隣の小学校や保育所の児童らがテープカットをして完成を祝いました。

日の出山公園は通常は市民の憩いの場として築山と芝生広場が一般に開放されます。

一方、大地震や津波などの災害が発生した場合は、敷地内にある地上7メートル、海抜13メートルの築山に約500人が避難できます。

築山の頂上には災害時に救護所などとして利用できる防災パーゴラや仮設トイレなどが設置されています。

市によりますと、日の出山公園の総事業費は約2億8500万円で、国による交付税措置を受けることにより、市の実質的な負担額は約1億円になるということです。

旭市 明智忠直市長「これで海岸地帯の方々の命の安全が担保できるとうれしく思っている。築山は100年、200年と未来永劫残るのではないか。津波の被害があったという思いを再認識して頂くなか、メモリアル的な部分で大切な施設になると思う」

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