千葉県観光の夏の目玉といえば「海水浴」ですが、日本財団の調査で海に入ることの嫌いな人が4割に上ることが分かりました。
日本財団はことし4月から5月にかけて、全国の15歳から69歳を対象に海に対する意識調査を行い、1万1600人から回答を得ました。
それによりますと、全体の30.7%が海に親しみを感じず、41.5%が海に入ることが嫌いと答えたということです。また、ここ5年間で海水浴に行った人の割合は11.4%に留まっていて、「海離れ」が顕著となっています。中でも10代から30代の5人に1人が、「海が好きだとは言えない」と答えました。こうした結果について日本財団は、「子どもの頃に海と接する機会が低下したため」と分析していて、今後教育機関や行政などと連携し様々なイベントを開催して海に触れる機会を作っていくとしています。なお、県によりますと、県内の海水浴客はピーク時の1971年には1344万人に上りました。しかし、去年の海水浴客は152万1000人で、ピーク時の11%に落ち込んでいるということです。