再生可能エネルギーとして国が普及を目指す洋上風力発電について、千葉県銚子市沖で発電を行う事業者に、三菱商事などで作る共同事業会社が選ばれました。
銚子市沖をめぐり、国は2020年7月、洋上風力発電を推進する「再エネ海域利用法」の促進区域に指定し、2021年5月まで事業者を公募して事業計画の評価を進めてきました。
そして、24日、三菱商事など3社からなる「千葉銚子オフショアウィンド」が選ばれました。
銚子市沖の洋上風力発電は、風車を海底に固定する「着床式」で、法律に基づいて事業者が選ばれるのは「着床式」では初めてです。
今後、地元との協議などを経て、2028年9月に運転を開始する予定です。
熊谷知事はコメントを発表し、「選定事業者や地元関係者などと連携しながら、再生可能エネルギーの確保はもとより、地域の振興にもつなげ、千葉県の未来を創っていけるよう取り組んでいく」としています。
また、銚子市の越川信一市長は「地域の活性化・銚子創生にも資する事業になるよう、真摯に取り組んでいただけるものと期待します」とコメントしています。