任期満了に伴う一宮町長選挙が5月17日、投開票され、現職の馬淵昌也氏が2738票を獲得し、元職の玉川孫一郎氏と新人の小林正満氏の2人を破り、再選を果たしました。
町内の自宅に待機していた馬淵氏のもとには、近隣の町長が駆けつけ、再選を祝福していました。
新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が延長された中での選挙に、戸惑いもあったという馬淵氏は、次のように選挙戦を振り返りました。
再選を果たした 馬淵昌也氏
「“五里霧中”の中でどう振る舞えばいいのか。町民に何をどうやって訴えればいいのか。その回路が閉じてしまい非常に苦しんでいた。その中で僅差だが最終的に当選させていただいたのは、私の日常の執務の状況について、町民の方々が一定の評価をいただけたと思う」
また、馬淵氏は東京オリンピックのサーフィン競技の開催地のリーダーとして、延期となった大会を成功させ、近隣の地域にもそのレガシーを波及させたいと意気込み、「コロナウイルスの対策に全力を注ぐ。それが終わったら自然にオリンピックにはジョイフルなムードが漂うと思う。必ず成功させてレガシーを地域全体に、一宮町が“ゲートウェイ”になって、地域全体にオリンピックの波及効果が及ぶよう一緒に構築していきたい」と述べました。
なお、一宮町長選挙の投票率は68・80%で、前回を0・99ポイント下回り、過去最低を更新しました。