イベント
2024.07.17

“ワタシでありアナタの展覧会” 千葉県立美術館50周年記念 『海風展』7月13日スタート!

 モーニングこんぱす MC 泉水はる佳
「皆さんと一緒に編んでいるこちらの”そらあみ”、7月13日から始まる千葉県立美術館開館50周年記念特別展で展示されるそうなんです」
「私も気合を入れて編んでいます!」

 今年の10月で開館50周年を迎える千葉県立美術館。そんな記念すべき年に特別展として開催されるのが『PROJECT UMINOUE「五十嵐靖晃 海風」』

 千葉県出身の現代アーティスト五十嵐靖晃さんによる回遊型の展覧会です。

 今回なんと直接ご本人にお話を伺ってきました。

イベント名『海風』に込められた五十嵐さんの思い

アーティスト 五十嵐靖晃
「海風とは古代の日本語で言うと海は”ワタ、風は “シ” という。繋げると “ワタシ” になる」
「 “ワタシでありアナタの展覧会” つまり皆でつくる展覧会という意味が込められている」

「千葉みなとエリアが埋め立てられる前から、人と自然の関わりとして海の風が吹いている」
「見え方や感じ方は変わってきたかもしれないが変わらずに人がこの土地で向き合い続けている自然が”海風”だと思う」
「見えないものの大切さに気が付けるような展覧会を目指したい」

「そして、千葉みなとという埋め立て地をかつての海の上と捉えて、新しい文化を埋め立て地に作っていこうというのが全体のテーマ」

 

 モーニングこんぱす MC 泉水はる佳
「”皆でつくる”というキーワードが出てきましたが、今回もボランティアの皆さんが作品作りをしているんですね」

 

 アーティスト 五十嵐靖晃
「美術やアートは出来上がった作品を眺めるというイメージがあるかもしれないが、現代美術の一つの魅力として “ともにつくっていける” というのがある」
「つくるプロセス自体に美術やアートの楽しさがあり、皆さんが “わたしの展覧会” だと思って当時事者になって楽しんでくれていると思います」

 

今回のイベントにおける"そらあみ" とは?

 モーニングこんぱす MC 泉水はる佳
「そして “そらあみ” とはどういった意味なんでしょうか」

 

 アーティスト 五十嵐靖晃
「 “そらあみ” とは漁網の編み方で、なんと漁網の編み方は世界共通」
「網を編んで人と人が繋がっていき、開いた網の目を通して土地の風景を捉え直し普段見ている街の暮らし・風景の見え方が変わっていく、という意味が込められている」
「そして、最終的には空に掲げるように展示する」

「これまで同じような取り組みをしてきたが一度も同じように見えたことはない」
「風景も編み手も違うというのもあるが、どういう時間が編んでいる時にあったか、風景と過ごした時間・物語も “そらあみ” の中に入っている」

 

 イベントに参加した ボランティアサポーター 海風クルーの皆さん
「参加するのは4・5回目」
「自分が関わったものが飾られるというのと、皆で一つの事をやり遂げることが素敵だと思う。出来上がりが楽しみ」

「段々と上手に編めるようになるのが楽しい」

 

五十嵐さんの感じる 千葉の可能性

 アーティスト 五十嵐靖晃
「今回の展覧会で改めて千葉のことを調べて千葉の皆に出会い、千葉が面白いと思った」
「さらに埋立地には様々な可能性が見出せると思う。そういった意味で、文化的な意味での拠点とし県立美術館や千葉みなとというエリアがこれから動いていく」
「千葉の面白さに出会い、”そらあみ” を一緒に作りに、ぜひ海風展に足を運んでみてください!」

 

 

イベント詳細

イベント名開館50周年記念 PROJECT UMINOUE「五十嵐靖晃 海風」
日程令和6(2024)年7月13日(土)~令和6年9月8日(日)
場所千葉県立美術館+千葉みなとエリア
主催千葉県立美術館
協力船の科学館「海の学び ミュージアム・サポート」
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