千葉県船橋市の漁師町で3年に1度の「湊町八剱神社本祭り」が開催されるのを前に、船橋市役所で6月30日から祭りで使う獅子頭や神輿などの展示が始まりました。
湊町八剱神社本祭りは、江戸時代から続くとされる漁師の夏祭りで、市役所周辺の湊町エリアを会場に大漁や疫病退散などを願って3年に1度開催されます。
2025年は7月18日から21日までの4日間で、市役所の1階では、6月30日から祭りの神輿や太鼓などが展示されています。
二組の獅子頭「台町の金獅子」と「西六の黒獅子」は祭りのとき、災いから漁師町を守るため、「台町の金獅子」は西向きに「西六の黒獅子」は東向きに鎮座します。
そのため、二組の獅子頭が横に並んで見られるのは、この展示会だけだということです。
また6月30日は、展示会に合わせて大漁と厄払いを祈願する郷土芸能「ばか面おどり」が特別に披露され、お面に合わせた滑稽な所作の踊りに市役所を訪れた人たちは足を止め、見入っていました。
なお、祭りの獅子頭や神輿などの展示会は、7月4日まで開催されています。