最も身近な海・東京湾を、ガストロノミー(食文化や料理の背景まで含めて味わう視点)で体験するプログラム「日本さばける塾 in いちかわ」が、2026年2月28日(土)千葉県市川市内で開催されます。
イベントは、行徳の漁師とともに海苔網に触れ、漁船で底引き網漁を間近にし、クロダイや貝を自らさばいて漁師飯へ。土地に根ざした食材とその背景を、現場から一皿までひとつづきで体感できます。
■「日本さばけるプロジェクト」公式WEBサイト
https://sabakeru.uminohi.jp/
東京湾では近年、海水温の上昇や水質の変化、干潟の減少などにより、海苔や貝類の生育不良、魚種構成の変化が顕著になっています。
市川・行徳地域で長く続いてきた海苔養殖は、生産者が現在わずか数軒にまで減少。在来種であるサルボウ貝は市場や食卓から姿を消しつつあり、一方でクロダイの個体数増加は海苔や貝への被害を拡大させています。
こうした変化は数字やニュースでは語られるものの、生活者が「自分ごと」として実感する機会は多くありません。このイベントでは、漁業の現場と食卓をつなぎ、東京湾の今を体験として理解することを目指しています。

漁師自らの言葉で海洋環境の変化・漁業の現状・郷土料理の背景を語り、参加者にリアルな学びを届けます。

場 所:【集合】市川漁港(千葉県市川市塩浜1丁目6−1)
【解散】市川公民館(千葉県市川市市川2丁目33−2)
日 時:2026年2月28日(土)9:00~15:00 ※予定
参 加:事前申し込みが必要です。(以下参照)
参加料:6,000円/人(税込)※体験・飲食(アルコール含む)込み
対 象:大人(中学生以上) 18名
主 催:株式会社アノニギワヰ、一般社団法人 海のごちそう推進機構
共 催:日本財団 海と日本プロジェクト
協 力:市川市漁業協同組合
<スケジュール>
<参加申込方法>
下記URLから応募フォームにアクセスし、注意事項をご一読いただき必要事項を入力の上、ご応募ください。
URL:https://forms.gle/2DzhNvPxfdRdGPpS9
応募締切:2026年 2月25日(水)まで
1.「獲る」現場に触れる
市川市漁業協同組合の協力のもと、東京湾と真正面から向き合う体験。海苔の日本三大漁場の一つである東京湾へ船で出航し、海上で行われる海苔養殖の現場を間近に見学。あわせて、陸上では海苔の摘み取りを体験します。さらに、停船中の底引き網漁船を見学し、前日に水揚げされた底引き網漁の漁果を確認しながら、貝の選別工程にも触れます。料理に至る前段階にある「獲る」という営みを、知識ではなく身体感覚として捉える機会となります。
2.「さばく」ことで食材の背景に向き合う
調理工程では、市川近郊で水揚げされたクロダイや貝類を用います。クロダイは近年、海苔や貝類に被害を及ぼす存在として、地域の漁業とも密接に関わる魚です。本プログラムでは、そうした背景を踏まえ、参加者自らが魚をさばき、料理へと仕立てていく過程を通じて、東京湾で起きている変化を体験します。
3.「郷土料理」に仕上げ、味わう
仕上げるのは、貝だしで食べる魚のつみれ(海苔漁師の漁師飯)、千葉の郷土料理なめろう、そして素材の味を引き立てるクロダイの刺身。漁の現場からつながる食材を一皿の料理として完成させることで、市川・行徳のテロワール(土地に根ざした味わい)と、いまの東京湾がもつ表情を味わいます。
※このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。